Circularise、サムソナイトの限定コレクションにデジタルプロダクトパスポート（DPP）を提供

オランダ・ハーグ　2025年4月22日
　ーCircularise B.V.（サーキュライズ、以下、「Circularise」）は、サムソナイトの循環型のスーツケースコレクション「ESSENS™ Circular（エッセンス・サーキュラー）」および「PROXIS™ Circular（プロキシス・サーキュラー）」の2モデルにおいて、当社のデジタルプロダクトパスポート（以下、「DPP」）が導入されたことをお知らせいたします。アースデイに合わせて販売を開始されたこのコレクションは、DPPによって製品ライフサイクルにおける透明性を消費者に提供し、ラゲッジ業界におけるサステナビリティの取り組みに新たな一手を打ちました。

トラベルグッズにおけるより持続可能なソリューション

　この循環型コレクションは、サムソナイトのグローバルなサステナビリティ戦略「Our Responsible Journey」の取り組みの一環として誕生しました。しかし、30社を超えるグローバルサプライヤーにまたがるサプライチェーン全体で、コレクションに関するすべてのサステナビリティ情報を検証可能なデータで裏付けることは、大きな課題となっていました。

　この課題に対応するため、サムソナイトは、Tier3サプライヤーまで含むサプライチェーンの上流から下流までの可視化を可能にし、社内および消費者向けデータの両方を柔軟に管理できるトレーサビリティソリューションを求め、Circulairseのソリューションを採用しました。

　Circulariseは、サプライヤーからのデータをシームレスに統合し、素材の由来の明確な把握、持続可能な素材の活用、規制対応などを可能にしました。30社以上の異なるサプライヤーからのデータ導入と管理を支援し、物流面やコミュニケーション面での大きな課題を克服しました。

‍データの透明性を実現

Circularise共同創設者　Mesbah Sbur（メスバ・サブール）のコメント

「真の製品の透明性とは、単なる法令遵守を超えて、複雑なサプライチェーン全体での協力によって実現されるものです。サムソナイトとの協業は、製品のトレーサビリティとデジタルプロダクトパスポートが、持続可能性に対する消費者の期待に応えると同時に、新たなビジネスモデルの可能性を切り拓くものであることを示しています。」

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各スーツケースに付されたQRコードを通じてアクセス可能なデジタルプロダクトパスポートは、消費者に対してスーツケースの製造過程に関する詳細な情報を提供します。この革新的な取り組みは、信頼性を高めるだけでなく、トラベルグッズ業界におけるサーキュラーエコノミーの実現に向けたサムソナイトの積極的な姿勢を際立たせています。

サムソナイト社　研究・イノベーション・開発担当副社、ポーリーヌ・コスロフスキー氏
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「私たちの循環型プロジェクトは、リサイクル素材やバイオ由来の再生素材の活用を最大化するだけでなく、Circulariseとの連携により、デジタルプロダクトパスポートの導入を先駆けて実現しました。この革新的なパートナーシップは、サプライチェーンの透明性を新たなレベルへと引き上げ、消費者に製品の起源や環境への影響についてより深く理解してもらう機会を提供します。これにより、業界におけるサステナビリティの新たな標準を確立し、消費者がより責任ある選択を行えるよう後押しします。」