2025年5月22日、大阪市内で開催された「日蘭ハイテクDXシンポジウム」およびMOU締結式典において、Circularise共同創設者のジョルディ・デ・ヴォス(Jordi de Vos)が登壇しました。本式典には、オランダ国王ウィレム・アレクサンダー陛下およびディルク・ベルイヤーツ経済産業大臣が、大阪・関西万博のご訪日にあわせてご出席されました。本シンポジウムは、オランダ大使館および日蘭の主要産業団体が共催するもので、両国におけるハイテク・ディープテック分野の連携とイノベーションを促進することを目的としています。
日蘭ハイテクDXシンポジウム2025公式サイト
式典に先立ち、オランダ国王ウィレム・アレクサンダー陛下がCirculariseの展示ブースを訪問されました。ジョルディ・デ・ヴォスより、当社が目指すサーキュラーエコノミーの実現に向けたビジョンと、製品トレーサビリティプラットフォームについてご紹介させていただきました。
国王陛下には熱心に耳を傾けていただき、励ましのお言葉を頂戴する大変光栄な機会となりました。
当日、Circularise Japan株式会社は、長年のパートナーである丸紅株式会社とMOU(基本合意書)を締結しました。この調印は、オランダ国王陛下および経済産業大臣のご臨席のもと執り行われ、日本およびアジア市場における今後の事業展開をより一層加速させるものとなりました。
Circulariseと丸紅は、2021年より協業を進めており、これまでに実証実験や市場調査を通じて連携を強化してまいりました。今回のMOU締結により、より強固なパートナーシップのもと、循環型経済の実現に向けた取り組みを拡大してまいります。
本シンポジウムでは、ジョルディ・デ・ヴォスがデロイト トーマツ コンサルティング合同会社の高木隆氏とともに、「Society 5.0・成長市場におけるHTDXの先進事例」と題されたセッションにも登壇しました。セッションでは、政府、研究機関、そして民間企業のリーダーたちが、革新的なテクノロジーを通じて、今後15〜20年先の社会のあり方をどのように形づくっていくかについて議論が行われました。
ジョルディは、Circulariseによる製品トレーサビリティおよびデジタルプロダクトパスポートに関するアプローチを紹介し、これらの技術が、より透明性が高く持続可能なグローバル経済の構築に貢献することを強調しました。
また、異なるデータスペース間における信頼構築とデータ主権の確保の重要性に加え、データの機密性と検証可能性を維持しながら情報を共有する必要性についても議論がなされました。
Circularise B.V.について
Circulariseは、2016年にオランダで設立された、製品トレーサビリティプラットフォームの開発企業です。サプライチェーン全体の法令遵守や持続可能性の実現を支援するソリューションに特化しています。当社のプラットフォームは、エコデザイン規則(ESPR)などの規制や、ISCC EU、ISCC PLUSなどの認証基準への対応に加え、企業における監査準備の効率化を可能にします。また、Tier 1(一次サプライヤー)を超えた製品の全工程において、追跡可能な仕組みを提供し、デジタルプロダクトパスポート(DPP)の発行や、監査に対応したレポートの生成、安全なデータの収集・管理・共有を実現しています。さらに、特許取得済みの独自技術により、企業の機密情報を保護しながら、高い透明性と信頼性のある情報管理を両立しています。
日本における事業展開を本格化するため、2025年1月に日本法人「Circularise Japan株式会社」を設立しました。今後も、東京都の支援および日本企業とのパートナーシップを通じて、日本市場に根ざした形でサーキュラーエコノミーの実現を推進してまいります。
URL: https://www.circularise.com
Circularise Japan株式会社 マーケティング担当
E-mail: ayaka.kume@circularise.com
TEL: 080-4947-1242